2017年6月10日土曜日

ムクドリの親子

このところ鳥類繁殖調査で朝から歩いていても、自分のための鳥見はほとんどなし。実は今日も朝早く荒川べりを歩いたのだが、午後もう一度個人的にオオヨシキリを見たくて荒川べりに。
しかし、現地に着いたあたりから強烈な南風が吹いて、観察はほとんど無理。仕方なく帰る途中は、巣立ちをしたばかりのムクドリ親子の大群を見ながらだった。
ふだんは邪魔者扱いのムクドリだが、食べ物をねだるこどもと親の様子はほほ笑ましい。親がちょっといなくなった時の幼鳥の心細そうな表情は、なんともいえず愛おしい。
そういえば、浜田廣介作『むくどりのゆめ」という童話があった。白状すれば……子供の頃に読んで泣きました。ムクドリが私の記憶に良いイメージで留められているのは、そのせいかも知れない。
ムクドリにかぎらず野鳥が命をつなぐのは本当に厳しい。それでも定められた生き物の営為をちゃんと繰り返す。すごいなぁと思う。いやいや、人間だって本来そうなんだよね。
ムクドリ White-cheeked Starling
ムクドリ White-cheeked Starling
ムクドリ White-cheeked Starling

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